月山志津温泉 変若水の湯つたや

山形県

(2025年8月訪問)
前回記事の「湯殿山参籠所」の冒頭で、私は2025年8月某日の月山登山を計画したものの、予定していた日は生憎の天気になってしまったために登山を延期した、といった内容を記載しましたが、翌日は気持ち良く晴れたので、その日の予定を変更して朝から月山に登り、登山道や山頂から素晴らしい大パノラマを満喫しました。実に素晴らしい山ですね。途中の山肌には雪渓が残り、その上を吹き抜ける風に当たるととっても涼しくて爽快。あまりの気持ち良さに、下界へ戻りたくなくなっちゃいましたが、後ろ髪惹かれる想いで泣く泣く下山したのでした。

月山登山では姥沢コースを選択したので、下山後は月山志津温泉のお宿に立ち寄って日帰り入浴で汗を流すことにしました。今回訪ねたのは「変若水の湯つたや」です。当地の宿では比較的高級ラインかと思われます。まず帳場で日帰り入浴の可否を訪ね、問題ないことを確認したら湯銭を支払い、エレベーターもしくは階段で1フロア上がって・・・

奥へ伸びる廊下を進んでいきます。途中にはお水のサービスがあったので、私は湯上がり後に飲ませてもらいました。

さすが立派なお宿だけあって、落ち着いた雰囲気の館内はとても綺麗に維持されており、館内のすべてが居心地の良い空間と言っても過言ではありません。お風呂の更衣室も同様で、ウッディーな室内では気持ち良く快適に利用することができました。なおお風呂は時間により男女の暖簾を入れ替えているようですが、私の訪問時は上画像の浴室が男湯として指定されていました。

内湯も静謐な環境が保たれており、窓外の景色を眺めながらゆっくりのんびり寛げます。浴槽に張られたお湯は源泉を加温加水循環ろ過消毒したもので、後述する源泉の姿からは大きくかけ離れた状態になっていますが、湧出温度が低く湧出量が限られているため、こればかりは致し方ありません。

私の利用時に男湯として指定されていた方の露天風呂は、月山麓の五色沼を臨む立地で、沼越しに月山を一望できる好ロケーション。お湯は内湯同様に源泉を加温加水循環ろ過消毒したものですが、この景色を眺めているだけでも開放的な気分になれます。

こちらのお風呂でマニア的に注目すべき点は、内湯の片隅に置かれている、岩を刳り抜いたような湯枡。中には赤茶色に濃く濁る鉱泉が張られているのですが、これこそ加水やろ過が行われていない本来の源泉の姿です。見るからに濃そうですね。
体に直接かけたり、タオルにこの鉱泉を掛けて絞った状態で体を拭いたりすると良いそうですよ。私はしっかりこの源泉を体に掛けさせていただきました。月山志津温泉には旅館が複数ありますが、こうしたそのままの姿の源泉に触れられる施設は他に無いのではないでしょうか(もし有ったらごめんなさい)。

今回は日帰り入浴だけでしたので、短時間の滞在であり、しかも片方のお風呂しか利用できていませんが、次回は宿泊してゆっくり滞在したいものです。貸切風呂もあるんだそうですよ。

志津3号源泉
ナトリウム-塩化物温泉 29.1℃ pH7.4 蒸発残留物7400mg/kg 溶存物質7328mg/kg
Na+:2240mg, Mg++:239.1mg, Ca++:83.3mg,
Cl-:3961mg, HCO3-:530.3mg,
H2SiO3:20.4mg, HBO2:79.7mg, CO2:10.9mg,
(令和2年12月10日)

山形県西村山郡西川町志津10
0237-75-2222
ホームページ

日帰り入浴 受付15:30まで
1000円
(詳しくは直接施設へお問い合わせください)

私の好み:★★+0.5

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