(2025年10月)
2025年10月某日、福島の飯坂温泉でかけ流しのお風呂に入れて宿泊料金が安く、しかも遅い時間帯でもチェックイン可能なお宿を探していたら、今回取り上げる「ひろすけ旅館」を見つけたので、ネット予約して一泊お世話になりました。当地のランドマークである共同浴場「鯖湖湯」の目と鼻の先にあり、以前こちらのお宿はその名も「鯖湖旅館」でしたが、最近ビジネス旅館として営業形態を変えてリニューアルしたようです。
いかにも小規模旅館といった感じの玄関を入ると、帳場にはタブレットのセルフチェックインシステムがあり、自分で操作すると、プリンターからレシートみたいな紙で、ルームキー受け取りボックスの番号と朝食券が出てきます。タブレットの左の方にはダイヤル式のロッカーが置かれており、印字された番号でロッカーを開けることにより、ルームキーを入手することができます。
今回私に宛がわれたお部屋は4階の401号室。シングルベッドが置かれた室内には冷蔵庫とエアコンが完備されており、wifiも飛んでいますが、テレビはありませんでした。ま、ネットが使えれば私としては十分なのでテレビが無くても問題ありません。
なお館内にエレベーターは無いので、膝が悪い方や重い荷物の方など、上層階の利用が厳しい方は予約時にお宿へ問い合わせると良いかもしれません。
お部屋には水回りが無いため、各階には共用の流し台とトイレがあり、また電子レンジと電気ポットが用意されています。
お風呂は1階にあるのですが、1室しかないため、女性客の場合は内鍵を使って貸切で、男性客は施錠せず他のお客さんと共用で使用することになります。更衣室内には扇風機やドライヤーが用意されているほか、夏の暑さ対策なのか、ミニクーラーなる機器も置かれていました。
しっかり使い込まれた感じの浴室には、左右にシャワー付き混合水栓がひとつずつあり、シャンプー類も備え付けられています。
浴室内には水をミストにして浴室を満たすホースが設けられているのですが、これって何か意味あるのかしら。
浴槽は3人サイズで、縁には黒い石材が、内側にはコバルトブルーの豆タイルが、それぞれ用いられています。完全かけ流しの湯使いで、縁から惜しげもなくお湯がオーバーフローしています。
鯖湖の湯と掘られた御影石の湯口から熱い温泉が少しずつ投入されています。その量は、湯口半分にケロリン桶をあてがったら60秒で桶がいっぱいになる程度です。熱いので投入量を絞り、加水することなく湯加減を調整しているのでしょう。鯖湖の湯と記されていますが、実際に引かれているのは6つの源泉がブレンドされた混合泉(湯沢分湯槽)で、無色透明でほぼ無味無臭ですが、飯坂温泉のお湯独特の芒硝っぽさが感じられます。アルカリ性でかつ炭酸イオンが約9mgも含まれているのに、滑らかな浴感はさほど強くなく、どちらかといえば弱いサラスベといった感じなのですが、これも芒硝系の温泉ゆえでしょうか。とはいえ真湯よりはるかに滑らかですし、肌になじんでとっても良い湯です。
朝食は7:00から1階に併設されているお蕎麦屋さんでいただけます。
お蕎麦屋さんは食事だけの利用も可能ですし、朝から営業しているので、付近の宿に素泊まりで宿泊している場合にも重宝しそうです。
朝食付きで完全かけ流しの温泉に入れるにもかかわらずとってもリーズナブルな価格で宿泊できる、旅人にはありがたいお宿でした。
湯沢分湯槽(湯沢源泉、筑前源泉、一本松源泉、財産区大鳥源泉、24号源泉、大門源泉の混合)
単純温泉 52.5℃ pH8.6 217L/min(動力揚湯) 溶存物質0.6236g/kg 成分総計0.6236g/kg
Na+:162.1mg(85.04mval%), Ca++:22.3mg,
Cl-:72.2mg(24.73mval%), OH-:0.1mg, SO4–:231.6mg(58.42mval%), HCO3-:53.1mg, CO3–:9.6mg,
H2SiO3:62.6mg,
(平成27年3月13日)
福島県福島市飯坂町湯沢20−1
024-563-6248
ホームページ
日帰り入浴なし(宿泊のみ)
私の好み:★★+0.5

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