(2025年5月訪問)
2025年5月の台湾訪問では、花蓮県の安通温泉で宿泊することにしました。私はこの安通温泉で過去2回宿泊しており、今回は3回目になります。個人的にこの安通温泉って惹かれてしまう魅力があるんですよね。3回とも全て別の宿でお世話になっているのですが、今回は川沿いに建つこちらの「安通渓畔温泉民宿」を選びました。宿泊の前日にスマホの宿泊予約アプリを利用して予約しています。
玄関ではご当地のマスコットキャラがお出迎え。あなたたちのお名前は何ていうの?
ちなみに花蓮県では県内の有名温泉地である瑞穂温泉と安通温泉でここ数年「花蓮太平洋温泉フェスティバル」と称するキャンペーンが実施されており、瑞穂温泉を「英雄泉」、安通温泉を「美人泉」と位置付けて、観光振興のイベントが催されているんだとか。おそらくこの2羽の鳥と思しきキャラは安通温泉の美人湯に浸かる女の子なんでしょうね。
さて中へ入りましょう。小洒落た雰囲気のロビーは、代官山や下北沢の裏路地に店を構える小規模なカフェを彷彿とさせます。チェックインの時にはオーナーと思しきお兄さんが笑顔で優しく対応してくださいました。
スタイリッシュな内装の客室は、落ち着いた雰囲気。
備品もひと通り揃っており、広くて快適です。こんな部屋に住めたら良いなぁ。
翌朝、客室のバルコニーから外を眺めてみました。台湾らしい南国の木々が広がっていますね。右手に見えるのは以前拙ブログでも取り上げた老舗の「安通温泉飯店」です。
温泉民宿と名乗っている宿ですから、当然施設内で温泉に入れます。こちらのお宿には大浴場が無い代わり、各客室に湯船があり、利用の都度バルブを開けて温泉のお湯を張って入浴することになります。なおシャワーから出るお湯も温泉です。
温泉のバルブを全開にすると、ほんのりタマゴ臭を放つ55℃の温泉がドバドバと大量吐出されました。一人で入るにはちょっと大きめの湯船なのですが、投入量が多いのですぐに入浴に適する湯嵩に達します。ただ、さすがに55℃のお湯へそのまま入るわけにはいかないので、同時に加水しながら湯加減を調整する必要があります。
さてお湯が溜まりましたので湯船に入りましょう。温泉のお湯は無色透明で湯の花は見られません。はじめのうちはお湯からゴムのような匂いが放たれていましたが、やがてタマゴ臭へと変化していきました。またお湯を口に含むと薄塩味を伴うタマゴ味が感じられます。タマゴ味も塩味も決して強くないのですが、でもはっきりと味蕾に伝わり、、あたかもゆで卵のスープを飲んでいるかのようです。しかもツルツルスベスベの滑らかな浴感がはっきりしており、湯中では誰もが美人になれること間違いありません。
自分の部屋のお風呂ですから誰の眼も気にせず心置きなく温泉に浸かれますし、湯量も豊富ですからいつでもお湯を入れ替えて新鮮な温泉を楽しめます。もう最高!
宿では食事を提供していないので、夕食は自分で確保する必要がありますが(私は車で玉里の市街へ行きました)、事前に別料金(150元)を支払えば、向かいの「安通温泉飯店」で朝食をいただくことができます。こちらの宿で料金と引き換えに食券をもらっておき、当日の朝、その券を持って「安通温泉飯店」の2階へ上がって、朝食会場の受付で食券を渡せばOKです。なお朝食はバッフェスタイルです。
チェックアウトはキードロップ式なので、とってもお手軽。
なお宿の裏手にこのような建物が建っています。以前当地を訪ねた際には無かったはずなので、最近建てられたのかと思われますが、こちらは個室風呂専用の建物となっており、一人当たり300元(一人だけの場合は350元)で利用が可能です。といっても私は利用していませんが、もし興味がある方はお試しになってみてはいかがでしょうか。
落ち着きのある洗練された内装の客室で一晩を過ごしつつ、思う存分かけ流しの温泉に入れるという、実に素晴らしい宿でした。素泊まりにしては1泊あたりの宿泊料金がちょっと高めですが(1泊3000元前後)、でもそれに見合った価値があるかと思います。安通温泉で宿泊なさる場合は、宿選びの候補に入れてみてはいかがでしょうか。
もし「部屋風呂だけで、露天風呂が無いじゃないか」とご不満を抱かれる方には、次回記事をご覧いただければそんな不満も解消されるのではないかと思いますよ(次回記事をお楽しみに)。
氯化物硫酸鹽泉(塩化物・硫酸塩泉) 61.6~63.8℃ 溶存物質1810mg/L
Cl-:662mg, SO4–:370mg/L,
花蓮県玉里鎮楽合里5鄰温泉37号
私の好み:★★★

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