三朝温泉には飲泉所や足湯も温泉街の中に点在しているので、そのうち私が実際に巡ったものをいくつか取り上げてみます。
・株湯前の飲泉所&足湯
株湯前にある飲泉所。株湯のお風呂ではタンクで一旦貯められた混合泉を使われていましたが、こちらでは株湯1号泉が直接使われているようです。お風呂のお湯よりぬるめで金気がありますが、比較的のみやすいかと思います。
分析表が掲示されていましたので、その一部を以下に書き写します。
株湯1号泉 単純弱放射能泉 38.2℃ pH7.0 62.6L/min 溶存物質0.638g/kg 成分総計0.667g/kg
その目の前には立派な足湯も設けられています。
槽の底には玉砂利が敷かれ、そこからプクプク泡と共にお湯が供給されていました。
足湯前には三朝温泉の開湯縁起が方言で記された碑と2体の相対峙する像が立っています。その2体は大久保左馬之祐と白狼。源頼朝の家来で大久保左馬之祐という男が、三徳山の中で一度弓で射止めた白狼を山へ逃してやったら、妙見菩薩が男の夢の中に現れ、株の下に湯が湧いている、と教えてくれた、それがいまの三朝温泉なんだそうです。
・薬師の湯
温泉街の中心にある飲泉所&足湯。無色透明でほぼ無味無臭。塩化ナトリウムの溶存量が多いようですが、塩気はあまり感じられず、むしろ芒硝のような知覚が感じられました。お湯が触れるところでは金気の付着が目立ちますが、金気っぽい味や匂いもあまり感じられません(私が鈍感なだけでしょう)
三朝町有1・4・6号泉混合タンク 含弱放射能-ナトリウム-塩化物泉 66.0℃ 成分総計1.419g/kg
・神の湯
さすが歴史ある温泉地。三朝神社の境内にある手水も温泉です。
無色透明無味無臭の癖がないお湯です。株湯源泉の混合ですが、株湯で得られた金気が感じられなかったのが不思議です。
株湯1号2号混合泉 単純弱放射能温泉 45.6℃ 成分総計0.7863g/kg
・河原風呂
三朝温泉名物、三朝橋の下の河原に設けられた露天風呂&足湯。
一応衝立はあるものの、バスや車や人がよく渡る三朝橋の上から思いっきり丸見えなので、さすがの私も怖気づいてしまい、入浴を躊躇ってしまいましたが、訪問時には全身泡だらけにして湯浴みを楽しむおじさんが二人もいました。慣れているでしょうかね。このお風呂は早朝に行ったほうがいいのかしら。
衝立の手前には足湯もあります。こちらの方が利用しやすいですね。
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