温泉街の中心、三朝橋の南詰、観光案内所の隣に位置する、三朝温泉のランドマーク的な入浴施設です。以前は「菩薩の湯」という名前でしたが、最近改修されて「たまわりの湯」と改称されました。お土産屋さんやカフェも併設されており、まさに三朝観光の要です。
玄関入ってすぐ左にある受付で料金を支払います。
木目調の建材を多用した脱衣所は共同浴場にしては結構広く、明るくて綺麗です。
浴室も広く天井も高くてなかなか立派。洗い場まわりや腰部は石板が使われていますが、その他はオール木材。やっぱり木っていいですね。ぬくもりが伝わるだけでなく、素材ならではの色合いや雰囲気も素晴らしい。
その真ん中に浴槽がドンとどっしり据えられています。石板貼りの浴槽は縁が分厚い木材使用で、6人は余裕で入れそうな大きさを有し、色彩のコントラストも相俟って重厚感を醸し出しています。
シャワー付き混合栓が5基(か6基)、浴室内は妙に整然としていました。きちんと整理されていると気持ちがいいですね。
浴槽の底部側面手前側から源泉が投入され、縁の全てから(特に右側から)お湯がまんべんなくしっかりオーバーフローしています。源泉温度が熱いので加水されていますが、その他(加温循環消毒)は行われていないそうです。
ごく薄い黄色を帯びた透明ですが、わずかに靄がかかったみたいに濁っているようにも見えます。食塩泉ですが溶存量が少ないからか塩気は感じられず、そのかわり不思議なことに芒硝は少ないのに芒硝みたいな味と匂いが感じられました。ナトリウムの影響か、ツルスベ感がはっきりと得られ、とっても気持ちよい浴感です。
お湯も良ければ使い勝手も良いので、三朝でいろいろ巡るならば、ここは外せない施設です。
三朝町有混合タンク(1号泉・4号泉・6号泉)
含弱放射能-ナトリウム-塩化物温泉 65.9℃ pH6.9 溶存物質1.444g/kg 成分総計1.453g/kg
倉吉駅から日の丸バス・三朝方面行で三朝温泉下車(約25分)、バス停の目の前
鳥取県東伯郡三朝町三朝910-7 地図
0858-43-0017
三朝温泉観光協会ホームページ
10:30~22:00
500円
ロッカー有料(100円)、ドライヤーあり、石鹸シャンプー類の備え付け無し
私の好み:★★★
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