金崙温泉 丹堤温泉会館(その1 お部屋のお風呂)

台湾

(2025年5月)
前回記事で取り上げた金崙温泉の野湯に入ったのは、ちょうど日暮れ時。
その日は長距離の移動や野湯のハシゴで草臥れていたので、もうこれ以上の冒険はやめて、宿で休むことにしました。この日の宿は赤い鉄橋「金崙温泉虹橋」を渡った先にある「丹堤温泉会館」です。

庭に設置された壺のような大きなモニュメントの上からは、温泉の白い湯気が濛々とあがっています。また画像の手前側にちょっと見切れていますが、温泉卵をつくるための専用槽も設けられています。こちらの宿では源泉を所有し、且つその湯量も豊富なようです。
さて私は宿泊当日のお昼頃に宿泊予約アプリを通じて予約したのですが、夕方チェックインするために帳場へ行ってみると、少々不愛想な宿のお兄さんは「そんな予約は受けていないよ」と困り顔。海外の宿泊予約アプリによくあるトラブルなので、ここでダメなら別へ移らなきゃと諦めかけていたところ、お兄さんは俯きながら「お風呂付きのお部屋がいいよね」とぶつぶつ言いながらお部屋を用意してくれました。ありがたいんだけど、もうちょっと愛想よく対応してくれたらなぁ。モヤモヤとした気持ちを抱きながらお兄さんから部屋の鍵を受け取り、指定された2階の客室へ向かってみると・・・

一人旅の私にはもったいない程、とっても広くて綺麗なお部屋だったので、帳場で感じたモヤモヤが途端に雲散霧消したのでした。私って単純だわ。なお室内にはテレビ・エアコン・冷蔵庫・wifiなどひと通りの設備は揃っており、快適に過ごせます。

お部屋の前には広いテラスがあり、ここで持参の弁当類や飲料をいただくことも可能。緑豊かでとっても長閑な環境です。

帳場にはこのような小さな売店も併設されており、水着や子供用の水遊びグッズの他、お菓子やインスタント麺が売られています。施設内には自由に使える給湯器がありますので、これらのカップラーメンで腹ごしらえすることも可能です。

宿泊料金にはバッフェスタイルの朝食が含まれており、食堂で7:00~9:00の間にいただけます。食券など不要。手ぶらで食堂へ行けば大丈夫。並べられている料理は台湾の素食っぽいものがメインで、そこにスクランブルエッグやゆで卵といった動物性たんぱく質が加わります。
そういえば、食堂内に十字架が飾られていたのですが、宿を経営しているファミリーはキリスト教徒なのかしら。台湾の田舎、特に原住民はキリスト教徒が多いですから、さもありなんといったところでしょうか。

ちなみに、夕食は宿泊料金に含まれていませんので、私は金崙の街へ出て、地元のおばちゃんが経営する小さい食堂でいただきました。金崙には食堂やコンビニのほか、スイーツやドリンクのお店もありますので、温泉があるエリアからちょっと離れますが、食事には苦労しないかと思います。

客室の話に戻ります。
お部屋の浴室はとても大きく、自家源泉の温泉が引かれています。
シャワーから出てくるお湯も温泉です。

浴槽は2人なら余裕で入れるほど大きく、しかも深い造りです。

さぁ、浴槽にお湯を張るぞ。コックを開けて出てくる温泉は75℃近い激熱ですから、加水は必須なのですが、それゆえ湯船にお湯が溜まるのも早く、10~15分で十分な湯嵩に達します。

浴槽に張ったお湯は弱く白濁しています。そういえば浴槽自体も全体的にクリーム色っぽい析出が付着していましたが、これって温泉由来の着色なのでしょうね。白濁と言っても硫黄泉ではなく、カルシウムによる懸濁かと思われます。
お湯を口に含むと微かな塩味のほか、タマゴの味と匂いがしっかりと感じられ、ほんのりとした甘みと重曹的な清涼感を伴う苦味も含まれます。湯船に浸かるとツルツルスベスベの滑らかな浴感の中に、カルシウム由来の引っかかる感触がちょっと混在しながら肌に伝わり、総じてツルスベが優勢的な浴感で、大変気持ち良く入浴できました。

次回記事では、日帰り入浴でも利用できる露天風呂を取り上げます。

次回に続く。

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