山田温泉 風景館 その3(貸切露天風呂)

長野県

前回記事の続編です。

(画像一部加工しています)
お宿の露天風呂は「天空小鳥風呂」と称され、浴槽形状の違いにより「角風呂」と「丸風呂」に分かれています。お宿の内湯は宿泊中いつでも入れますが、これらの露天風呂はいずれも貸切制となっており、フロント前に設けられている台帳に自分で名前と部屋番号を記入して予約を確保することになります。予約枠自体は40分ですが利用可能時間は30分で、残り10分は前後のお客さんの入れ替えに要するバッファの時間です。食事の時間を避け、且つ内湯に入ったりお部屋でゆったりする時間を考慮しますと、露天風呂に割ける時間って実は限られてしまうんですよね。特に私が宿泊したお盆休みは多くのお客さんが宿に滞在していましたから、特にチェックイン後から夕食までの時間帯は早めに枠が埋まってしまう傾向にありました。そんなことにも気づかずノンビリしていた私は露天風呂の予約を後回しにしていたため、案の定、露天風呂のことが頭に思い浮かんだ夕食前に台帳を見てみますと、利用しやすい時間帯はことごとく埋まっており、辛うじて翌朝の朝食時間直前の枠を確保することができたのでした。

予約した時間が近づきましたら台帳があるフロント前へ行き、それぞれの露天風呂名が書かれた木札を手にしてから、露天風呂へ向かいます。上画像の勝手口みたいなところから建物の外へ出て連絡通路を進むと露天風呂に行き当たります。

今回予約できたのは「丸風呂」です。松川渓谷の断崖絶壁にせり出たロケーションで、なるほど小鳥が天空を飛んでいるかのような高所感の中、開放的に湯あみが楽しめますね。

露天風呂利用時は谷あいに小さな雲が出ていたため、渓谷美と相まって深山幽谷感が強く漂っていました。なお、この画像ではわかりにくいのですが、露天風呂から上流の方を眺めますと、スリル満点な感じの吊り橋が掛かっていることに気づきました。この吊り橋って実際に渡れるのかしら。

「丸風呂」はその名の通り浴槽が丸くてちょっと深めの造りになっており、2人入ると丁度良いサイズ感です。なお予約できなかった「角風呂」は丸風呂より大きく(4人サイズ)やや浅めの造りなんだそうです。

露天には内湯と同じ源泉のお湯を引いており、無色透明なお湯の中で白い湯の花がちらほら多少舞っています。言わずもがなかけ流しの湯使いで、内湯と比べて利用者数が少ないためか湯疲れしておらず、コンディションの良いお湯から茹で卵のような香りがしっかり漂ってきました。この露天風呂でも内湯同様、一定温度に達すると電磁弁が開いて加水される仕組みが採用されており、外気による冷却の影響か、実に心地よい湯加減が維持されていました。

渓谷の美しい景色と清らかな空気に包まれながら、美味しいお食事と気持ち良い温泉を堪能でき、とっても素敵なひと時を過ごすことができました。

山田温泉 混合泉
ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 67.1℃ pH7.4 湧出量不明(掘削動力揚湯) 溶存物質4.490g/kg 成分総計4.538g/kg 
Na+:1024.0mg(65.17mval%), Ca++:345.2mg(25.21mval%), 
Cl-:1854.1mg(80.35mval%), Br-:10.8mg, HS-:1.3mg, SO4–:460.5mg(14.73mval%), 
H2SiO3:159.8mg, HBO2:222.9mg, CO2:44.0mg, H2S:0.6mg,
(平成28年10月19日)

長野県上高井郡高山村奥山田3598
026-242-2611
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