拙ブログでは数回連続で中国・重慶の市街地に湧く温泉を取り上げておりますが、その湯巡り旅での宿泊先は、市街中心部、長江右岸(南側)に位置する「海棠暁月温泉」という温泉ホテルを選びました。
交通量の多い南坪東路に面した高層ビルが今回のホテルです。たしかに温泉浴場を擁していますが、外観も中身も典型的な大都市のシティーホテルです。最寄に地下鉄の駅は無いものの、南坪東路はバスの本数が多い為、南坪駅など付近の地下鉄(もしくはモノレール)駅から路線バスを使って容易にアクセスできます。ちなみに最寄りのバス停の名前はズバリ「海棠暁月」。わかりやすいですね。
フロントでは”TAMI”と称する蝉のような形状のロボットがお出迎え・・・と思いきや、私の滞在時は電源が切れたままでした。おそらく中国版ペッパー君のようなものなのでしょうけど、電源が入っていたらどんな働きを見せてくれたのでしょうか。
さてこちらのホテルには事前に予約をしておいたのですが、フロントのスタッフは英語が全くわからず、こちらが予約済であることも理解してもらえなかったので、チェックイン時にはかなり難儀しました。仕方なく自分のスマートホンを取り出してGoogle翻訳(※)を使いながら何とか意思疎通できましたが、英語が通じないのはちょっと残念。外国人利用者はあまり多くないのでしょうか。もし”TAMI”が稼働していたら、そのあたりはカバーしてくれたのかな。
(※)中国国内ですからオンラインで使用するGoogleの各種サービスは使えませんが、大陸でも使える香港のsimカード「大中華」(日本のAmazonで売っています)をシムフリーのスマホにさしておけば、Googleをはじめツイッターやインスタ、そしてLineなど中国で使用が禁止されている各種アプリを使うことができます。尤もGoogle翻訳は予め翻訳したい言語のデータをダウンロードしておけばオフラインでも使えますね。また、香港のsimカードでなくとも、私が契約しているauの「世界データ定額」を利用したところ、ローミングしている現地の電波でなぜか上記の各アプリが使えました(2019年3月時点)。
客とフロントが互いにスマホを操作しあい、安っぽい機械翻訳ならではのトンチンカンな訳語に翻弄されながら、やっとのことでチェックインを済ますことができました。今回宛がわれたお部屋はキングサイズのベッドが据え付けられている客室。とても広々しており、一人で過ごすにはもったいないほど。はっきりと覚えていませんが、たしか1泊5,000~6,000円前後だったはずです。
書斎も併設されていましたので、ここで持参したパソコンを広げました。
バスタブこそありませんが、水回りも広くて綺麗。なおシャワーから出てくるお湯は普通の真湯です。
ミニバーは水以外全て有料。お菓子に紛れて避妊具が並べられているのはご愛嬌。
通りの向かいにはコンビニがありますから、食べ物や飲料などはそこで購入すれば良いでしょう。
私が泊まった部屋の窓から眺める景色はこんな感じ。
チェックイン時に朝食に関する説明が無く(というか、できなかったのでしょう)、朝食をどうすべきか迷っていたのですが、館内2階には朝食会場があり、会場入口で立っているスタッフにダメ元で自分のカードキーを提示したところ、キーの番号を機械で読み取ったうえで笑顔で中へ通してくれました。チェックアウト時に追加料金を請求されることはなかったので、朝食は宿泊料金内に含まれているんだと思います。
バッフェスタイルで中華と洋食が半分ずつ。品数が多く、しかも美味しかったので、つい欲張って朝から食べ過ぎ、お腹を痛くしてしまいました。はぁ情けない・・・。
さて、次回記事ではこのホテルの温泉についてご紹介します。
次回に続く。
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