(2022年8月訪問)
2022年8月某日、山の緑の中でぼんやり寛ぎたくなり、四万温泉の「山ばと」で一晩お世話になりました。四万温泉は温泉口、山口、新湯、ゆずりは、日向見という5つのエリアに分かれていますが、こちらのお宿は最奥の日向見に位置しており、山の緑に囲まれ、脇をせせらぎが流れる、とても静かな環境です。
小規模なお宿であるため、一晩に泊まれるお客さんは6組限定。玄関は2階にあり、客室は3階で、お風呂が1階という造りです。
今回案内された客室は、角部屋の「つつじ」。
10畳の和室で、手入れが行き届いているため綺麗で明るく、心置きなくゆったり寛げました。また館内にはWifiも飛んでいるため、ネット環境も問題ありません。
お部屋の中に備え付けられているアメニティでは足りない場合は、廊下や階段の踊り場にあるアメニティコーナーからセルフでピックアップ。
お食事は2階の奥にある食事処でいただきます。
各テーブルが半個室状態なので、他のお客さんを気にせずゆっくり食事を楽しめました。
先付けはトマトのお浸し、地場伝統野菜の和え物、ワカサギ南蛮漬けなど。
山奥なのにマグロやカニなどを出すような野暮なことはせず、山の魚のお造りが出されました。このお魚はギンヒカリといい、川場村の群馬県水産試験場で生産された高級ニジマスなんだとか。川魚って生で食べられないのが一般的ですが、養殖方法によっては生でも大丈夫なんですね。たしかに川魚とは信じられないほど美味でしたよ。
こちらは米茄子の田楽。素材の持ち味を活かした夏らしいお料理ですね。
この他、鰆の西京焼きや茸と瓜類の酢の物なども出されました。
宿泊予約時に食事のコースを選択できるのですが、私たちは「温泉蒸し」を選択。
これがその「温泉蒸し」です。夕食の主役ですね。
たくさんの野菜の他、上州牛サーロイン、麦豚、赤城鶏というご当地産のお肉をせいろに入れ、下から熱した温泉水でこれらの食材を蒸していただきます。ボリュームたっぷりで大変美味。
美味しさのあまりに箸が進みすぎ、食べ過ぎてしまって身動き取れなくなっちゃいました。
こちらは朝食。刺身こんにゃく、県内産大豆を使った納豆、安中のお醤油、地元材料で作った自家製味噌など、とにかく地元食材を積極的に使っており、群馬県の食材の豊富さと美味しさを実感しながら旅の味覚をいただきました。
ご飯はふっくらつやつやに炊かれた地元中之条町産のこしひかり。このご飯と、焼きたてのしゃけを一緒に口へ運ぶと、もう最高です。
次回記事では、お風呂の様子を取り上げます。
(次回に続く)
コメント
Unknown
こんばんわ^^^。
一気に秋の気配が進み、ホッと一息、と言ったところですね。
冬場は特に温泉が恋しい季節ですが、秋の紅葉を見ながらの湯浴みも至高ですね。
群馬県、色々と思い出のある地ですが上州牛、赤木豚、ギンヒカリと美味しい物揃い。
そんな中、記事を読んでいるとビュッフェで食べ過ぎて動けなくなったり、
こちらの宿でも食べ過ぎて動けなくなったり、、、
まるで自分の事のように楽しく読ませて頂きました^^^。
いやぁ、私も毎回反省するんですが、、、
またやっちゃうんですよねぇ(苦笑)
Unknown
ぬる湯マスターさん、こんにちは。
ようやく猛暑が終わったかと思いきや、心地の良い気候を一気の飛び越えて、今度は一気に寒くなってしまいましたね。もう日本の季節は四季ではなく二季なのでしょうか。
三連休は上州で過ごしていました。東京から近いのに環境が良く、しかも良い食材揃いなので、上州を大変気に入っています。宿のご飯は美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。反省してもちっとも成長できません(笑)。