三朝温泉 木屋旅館

鳥取県


温泉街の中心、足湯「薬師の湯」の目の前にある旅館です。日帰り入浴可能と聞いたので、伺ってみました。古い木造建築で、とっても風情のある佇まいです。

 
館内は囲炉裏があったり古い家具が並べられていたりと、ちょっとした資料館のようにいろんなものが展示されていました。本もたくさんあるので腰を掛けてゆっくり読書するのもいいですね。暖簾や座布団など女将さんが手がけた藍染グッズもあちらこちらに。


鉄道ファンなら思わず釘付けになってしまいそうなグッズも発見。

 
今回通されたのは「河瀬の湯」と呼ばれる浴室。


脱衣所はシンプルながら綺麗にお手入れされています。

 
名前の通り川岸に面した場所にありますが、塀に阻まれて外の景色は見えません。内湯のみです。壁面にはなまめかしい裸婦のタイル画が描かれていました。大正・昭和初期に流行ったモダンをイメージさせてくれます。
洗い場のカランはシャワー付き混合栓が2基用意されています。


浴槽はタイル貼りで、一部深くなっています。湯口からはチョロチョロとかなり熱い源泉が投入されています。湯口周りは析出が付着して小さなサンゴみたいなトゲトゲが突き出ていました。静かですがお湯はしっかり掛け流されています。窓際に設けられた混合栓を捻っても源泉と思しき熱いお湯が出てきました。湯口にはコップと枡が置かれており飲泉可(飲泉許可も受けています)。

お湯は無色澄明でほぼ無味無臭、綺麗に澄みきっており、同じ三朝でも株湯やたまわりの湯、更には目の前の薬師の湯とも異なる質感です。浮遊物や沈殿もありません。ツルツルスベスベとっても気持ち良い浴感で、肌をさすっても引っかかりが全く感じられないとっても滑らかな感触でした。

後で調べたら、足元湧出の浴槽や穴ぐら湯など、貸切で利用するお風呂が他にもあるようですね。それを気付かずに出てしまいました。あぁ残念。立ち寄り入浴で入れるのかどうかわかりませんが、今度はそちらに入ってみたいものです(内湯1つだけで1000円はコストパフォーマンスがよろしくないですもんね)

1号 河瀬湯
放射能泉 71.5℃ 成分総計1285.0g/kg
(分析表には旧泉質名が表記されていましたが、成分から判断すると、おそらく含(弱?)放射能-ナトリウム-塩化物泉になるかと思います)

倉吉駅から日の丸バス・三朝方面行で三朝温泉下車(約25分)、バス停の目の前
鳥取県東伯郡三朝町三朝895  地図
0858-43-0521
ホームページ

11:00~15:00
1000円
ドライヤー・シャンプー類あり、貴重品は帳場預かり

私の好み:★★

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