信州・志賀高原では有名な温泉で、冬になればスキー・スノボーの客で賑わう規模の大きなホテルです。北海道・羅臼の熊の湯と同じようにこちらの熊の湯も硫黄泉ですが、その質は全然違います。
羅臼の熊の湯は乳白色の濁り湯ですが、こちらは鮮やかな黄色の透明で、たまご味と甘味に苦味が混じりあう味覚が感じられ、硫化水素の臭いが鼻をくすぐります。入浴するとキシキシ感とスベスベ感が同時に感じられ、浴槽底には灰色と緑色が混じったような湯の花が沈澱していました。内湯の注湯口には柄杓が置かれていて飲泉することができます。勿論源泉かけ流し。
露天風呂で高原の清らかな空気に包まれながら湯浴みするのは実に爽快です。また重厚感のある木造の内湯でじっくりお湯を堪能するのもまた佳し。私が訪問したのは初夏でまだ観光シーズンではないからなのか、内湯も露天も長い間お湯を独り占めすることができました。
重厚感のある内湯と石造りの露天
含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
67℃ pH 7.5 72L/min
JR長野新幹線・信越本線他 長野駅から志賀高原行急行バスで約1時間半。
あるいは長野電鉄・湯田中駅より長電バスで約30分。
いずれも蓮池ターミナルまでなので、そこで志賀高原内を走るバスに乗り換え、熊の湯まで10分。
長電バス ホームページ
長野県下高井郡山ノ内町平穏7148
0269-34-2311
オフィシャルサイト
12:30 ~ 15:30
1000円
私の好み:★★
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