鳴子の名湯のひとつ。宿泊の予約がなかなか取れなかったので、日帰り入浴で2度ほどお世話になっています。私のような文才の欠片も無い人間が余計なことを書くことによって、かえってこの温泉の素晴らしさが伝わらなくなる恐れが多分にあるので、ここでは少しの写真やそのキャプションとともに「あぁ良かった」という感想を付け加えるだけにとどめておきたいと思います。詳しい情報は他のサイトをご覧ください。多くの温泉ファンが絶賛していらっしゃいますので、そちらをご覧になった方がよろしいかと…。
駅の裏の階段を下りきって右手(左は西多賀)。スーパーすぐ隣なので、いろいろと便利。国道沿いに看板も立っているのでわかり易い。皮膚病の湯治目的に来るお客さんが多いようですが、宿泊棟は湯治宿らしからぬ小奇麗な建物。
1階廊下突き当たりにある湯屋は、母屋とつながっているものの別棟で木造。昔ながらのこじんまりとした浴室は羽目板貼り(屋根などはトタンでカバーされています)。もちろん浴槽も木製でスノコ敷き。オーバーフローの排水と硫化水素の換気を兼ねてか、壁下部には丸い穴がいくつもあけられています。
綺麗な乳白色に濁るお湯。キシキシした浴感。石膏甘味+粉っぽい味+苦味、脱衣所まで届く強い硫黄臭。熱からずぬるからず丁度良い絶妙な湯加減で、肌への当たりも実に優しく、いつまでも長湯していたくなります。入浴中は本当に夢見心地でした。
ケロリン桶には温泉成分が析出して白くコーティングされています。こういうグッズって温泉ファンにはたまりませんね。
カランは無く、掛け湯専用の樋からドボドボとお湯が注がれるのみです。ペットボトルを持参してお湯を汲むお客さんもいらっしゃいました。浴室に向かう廊下の途中には空のペットボトルも用意されていました。
鳴子の他の宿が比較的空いている時でも、こちらは宿泊・日帰りともにお客さんがいつも多く、それだけ評判が高いことがわかります。それも一度入浴すれば誰しもが納得することでしょう。
あぁ良かった。
東多賀の湯 1号泉
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 45.0℃ pH5.4 溶存物質1215.8mg/kg
宮城県大崎市鳴子温泉字新屋敷160 地図
0229-83-3133
ホームページ
日帰り入浴11:00~14:00
500円
鳴子湯めぐりチケット2枚
シャンプーあり
私の好み:★★★
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