鳥取市街 元湯温泉

鳥取県


鳥取駅付近の市街地にはいくつか温泉浴場がありますが、その中でも「元湯」という名前に惹かれて「元湯温泉」入ってみました。大正14年に噴泉浴場として開湯されたそうですが、その際に地元の方はこちらを元湯と称したので、それを屋号にして今に至っているんだそうです。
2006年に改築されたばかりなので、外見は比較的新しく小洒落ており、近所の日の丸温泉みたいに赤い温泉マークが高いところに掲げられています。


内部は、下足箱の木の鍵、大きなアルミ板で出来ている脱衣所の脱衣棚の鍵、番台などなど、昔ながらの銭湯を思わせるグッズや構造が散見されます。

 脱衣所と浴室の間にある洗面台には昭和の琺瑯広告看板のミニチュアがいくつも飾ってありました。意図的にレトロな雰囲気を醸し出しているのですね。洗面台の向かいには常連さんのお風呂道具がズラリ。地元の方から愛されているお風呂なんだということがよくわかります。


浴室は床、浴槽、腰板などがタイル貼りですが、それ以外(壁や天井・梁・柱など)は木造で、ぬくもりが感じられるデザインです。天井も高いので、室内面積の割には開放感がありました。カランは10基設けられており、いずれもお湯のみで押しバネ式。シャワーもお湯しか出ず、コックで開閉します。


半円形の浴槽に張られたお湯は無色透明、微かな塩味+芒硝の味&匂いが感じられます。しっかり循環濾過消毒しているようで、塩素臭が強いのが残念なところ(小さな浴槽に次々と不特定多数のお客さんが入るところですから、消毒は仕方ありません)。また源泉温度が高いために加水もされているようです。人が湯船に入ればザバーっと溢れ出ますが、そうでなければお湯はきちっと浴槽の縁スレスレのところで水位をキープしています。循環濾過されているものの、湯面まわりや浴槽外側は茶色く着色しており、お湯が持つそもそもの濃さを窺い知ることが出来ました。

訪問時は日曜日の夕方でして、おそらく最混雑時間帯だったのでしょう、最大で15人ものお客さんが狭い浴室内に入っていました。街中の便利な場所にあるので、ホテルのユニットバスの狭さから逃れたい時に入ると良いかもしれません。

ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉 49.7℃ pH不明 溶存物質4.159g/kg 成分総計4.176g/kg

JR鳥取駅から徒歩10分(約1km)
鳥取県鳥取市末広温泉町557  地図
0857-22-7617
ホームページ

6:30~9:30、13:00~23:00 無休
350円
ロッカー・ボディーソープあり(シャンプー類は販売)、ドライヤー3分10円

私の好み:★+0.5

コメント

  1. はじめっち&みならいかのん&ゆたか&つるみん より:

    元湯って駅裏なんでしょうか?
    鳥取市内の温泉はどこも安くて庶民的で、
    でも常連の顔なじみさんばっかしなので、
    結構緊張しました。
    ・・・確か「日の丸温泉」とかいう銭湯だったですはじめっち

    営業時間が朝風呂と午後風呂に分かれているんですね。
    初めて知りました。
    ・・・350円でも安いですねみならいかのん

    駅前のホテルで知人の結婚式があったすけど、
    そのホテルも温泉だったのす。
    県庁所在地だども、「だいせん」とかいうので早朝についたら、
    朝市やっていたのす。
    温泉もそうだけどなんとも庶民的なのす。
    ・・・いのっちはでてこないのすゆたか

    あたいはむずかしいことはよくわかんないけども、
    市内の普通の家庭でも温泉引いているかもしれないのだ。
    ここに来る前に「ハワイ」の温泉にいっていたけど、
    泊まった真宗のお寺にも温泉が引かれていたのだ。
    ・・・左門豊作も「ハワイ」の温泉に家族で入ったらしいのだつるみんビザもパスポートもいらないらしいのだ

  2. K-I より:

    Unknown
    元湯温泉と日の丸温泉はそれぞれ別モノですが、いずれも鳥取駅から近いところにあり、また、おっしゃっるように、駅界隈の宿などでは温泉浴場を併設するところもあり、私も昨年鳥取駅から徒歩圏の温泉宿で一晩お世話になりました。
    >「ハワイ」
    羽合温泉ですね。20年ほど前に正式名称を「はわい温泉」というように、漢字ではなくひらがな表記に改めたんだそうです。たしかに私たちや左門豊作はパスポート不要ですが、ハワイ州出身の人はパスポートが必要という、なんだかアベコベなところですね。

タイトルとURLをコピーしました