(2023年11月訪問)
釜谷温泉に泊まった翌日は一気にソウルへ北上したのですが、せっかくですから、その途中で大田の儒城温泉へ立ち寄ることにしました。釜谷温泉から儒城温泉へ向かうルートとして、まず考えられるのが往路に乗ったバスで釜山へ戻り(南下し)、そこからKTX(高速鉄道)で大田まで乗る方法ですが、これですとかなり遠回りなので時間を浪費してしまいます。そこで、釜谷から北上して大邱へ出るルートを調べてみると、大邱の西部市外バスターミナルへ直通するバスがあるとわかったので、このバスを利用することにしました。
閑散とした釜谷バスターミナル内に2台の自動券売機が設置されており、私は釜谷へ到着した日(つまり乗車日の前日)のうちに、その券売機でチケットを購入しておきました。ちなみの釜谷の自動券売機はタッチパネル式で日本語に対応しており、支払いは現金のみです。韓国ではしばしば(特に鉄道駅で)韓国内発行のクレジットカードしか受け付けない券売機があり、国外発行のカードや現金では券売機が使えないことがあるので、個人的にはこの釜谷のように現金対応の券売機の方があると助かります。
さて朝7:40発のバスに乗車します。ホテルの朝食を食べていたらバスには間に合わないので、前夜のうちに温泉街のコンビニでサンドイッチを買っておき、それを食べてからホテルをチェックアウトしてバスターミナルへ向かいました。
約1時間ほどの乗車で大邱西部市外バスターミナルに到着しました。周囲の開発に取り残されたような、古めかしいバスターミナルです。
ターミナルの内部はこんな感じ。
ターミナルの目の前に西部停留場駅の出入口がありますので、ここから駅へ入り、大邱地下鉄1号線に乗車して東大邱駅へ向かいます。
地下鉄のホームにはフルスクリーン式のホームドアが設置されています。大邱の地下鉄と言えば2003年に発生して多くの犠牲者が出てしまった放火火災事件を思い出しますが、さすがに現在はしっかりとした対策が取られていることと思います。
地下鉄に20分強ほど揺られて東大邱駅に到着。ここでKTX(高速鉄道)へ乗り換えます。
上述にて、韓国では韓国内発行のクレジットカードしか受け付けない券売機があると述べましたが、東大邱駅の券売機はまさにそれで、現金や国外発行のカードは券売機を使用することができないため、私は窓口の長い列に並ばざるを得ず、おかげで乗りたい列車には乗れず、一本後の列車に乗る羽目になってしまいました。
東大邱からKTXに乗って大田へ。
約40分の乗車で大田駅に到着。この大田の市街地にある儒城温泉でひとっ風呂浴びたら、すぐにソウル方面へ向かいます。でもこの時の私は旅行の大きな荷物を持っており、儒城温泉を往復するには邪魔だったので、できればその荷物をコインロッカーに預けたかった…。なぜかKORAIL駅構内のコインロッカーは全て埋まっていたので、地下鉄駅構内のコインロッカーを利用しようと試みたのですが、ここのロッカーは韓国国内の電話番号を入力する必要があり、いろいろ試行錯誤してみたのですが埒があかず、右往左往して他のロッカーも探してみたのですが使うことができず、結局大きな荷物を背負ったまま儒城温泉へ向かうことにしました。
地下鉄で儒城温泉駅下車。私がここへ来るのは2回目です。周囲は高層ビルが立ち並ぶ都市部であり、温泉街らしい風情は全くありません。
温泉ホテルが集まるエリアには緑道が東西に伸び、季節の花々で彩られるのみならず・・・
このような足湯もあって、市民の憩いの場となっています。
私はこの足湯を通り過ぎて大きな浴場へと向かいます。
次回記事へ続く
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