雨飾温泉 雨飾高原露天風呂

長野県

(2025年4月訪問)
前回取り上げた小谷温泉から更に雨飾山へ向かって一本道を車で上がってゆくと、やがて雨飾山の登山口に行き着きます。登山口では一軒宿の温泉旅館「雨飾荘」が営業していますが、その手前には期間限定で開かれる「雨飾高原露天風呂」が設けられていますので、小谷温泉を出た後にちょっと立ち寄ってみました。

「雨飾高原露天風呂」は春が訪れて山の雪が融ける4月の中旬から、再び山が雪で閉ざされる11月頃まで、かけ流しの温泉を寸志で利用できる無人の露天風呂です。旅館「雨飾荘」が管理しており、物見遊山で当地を訪れる私のような観光客はもちろん、登山口という立地ゆえに下山後の汗を流す登山客にも重宝されています。露天風呂の入口には上画像のような立派なトイレも設置されていますので、登山客にとっては心強い存在ですね。

露天風呂を管理している「雨飾荘」です。なお今回こちらには立ち寄っていません。

お風呂は男女別に分かれており、私が入った男湯はかなり開放的でワイルドな環境です。最近になって露天風呂は撮影禁止となったようですので、お風呂の様子については「雨飾荘」の公式サイトから画像を借用致しました。

更衣場は至って簡素で屋根と棚があるのみ。目隠しになるような仕切や個室はありません。大自然を感じながら開放的かつ大胆に着替えましょう。簡素なのは浴場も同様で、特定の洗い場やカラン等も無いため、備え付けられているケロリン桶で湯船のお湯を汲んで掛け湯することになります。

岩風呂に注がれる温泉は近所の小谷温泉に似た特徴を有しており、数値的には純重曹泉ながらも塩化土類泉に似た知覚的特徴を有しています。具体的に見てゆくと、まず見た目に関しては薄い山吹色を帯びて弱く懸濁していますが、光の射す角度によっては無色透明にも見えます。湯口から落ちるお湯を手で掬って口に含んでみますと、弱い炭酸味を伴う薄い塩味と金気味が得られ、匂いもやはり塩化土類泉に近いものを感じました。ただ、この源泉固有の特徴なのかあるいは加水しているためか、湯船に入って肩まで浸かってみると、味・匂い・浴感など全てにおいて小谷温泉のお湯より若干薄かったような気がします。

とはいえ、大自然の中で入る温泉の露天風呂はとっても気持ち良いですね。訪問時はまだ山肌に雪がたくさん残っていたものの、青い空を見上げると露天風呂を囲むブナやシラカバから新緑が芽吹き始めており、お湯で火照った体をちょっと冷たい山の風でクールダウンさせつつ、東京よりひと月遅れで訪れる山の麗しい春景色を満喫させていただきました。

雨飾温泉
ナトリウム-炭酸水素塩温泉 53.8℃ pH7.2 204L/min(掘削動力揚湯) 溶存物質3565mg/kg 成分総計3662mg/kg
Na+:907.7mg(93.31mval%), Ca++:27.6mg,
Cl-:93.6mg, HCO3-:2414mg(93.23mval%),
H2SiO3:67.5mg, HBO2:13.7mg, CO2:316.9mg,
(平成27年8月31日)

問い合わせ先:雨飾荘
長野県北安曇郡小谷村中土18926-1
0261-85-1607
ホームページ

4月中旬~11月中旬まで利用可能(積雪状況により前後。冬季閉鎖)
10:00~21:00
寸志(清掃協力費)
備品類無し

私の好み:★★+0.5

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