※当記事は2010年時点の情報です。台北駅の国光客運バス乗り場は2016年10月下旬に、従来の「西站A棟」から台北駅「東三門」へ移転しました。
現在のバス事情とはかなり異なっていますのでこの記事を参考にはしないでください(過去の記録として掲載しています)
台北から日帰り旅行するにはちょうど良い距離の金山郷。
鉄道路線は無いので、鉄道とバスを乗り継ぐか、台北から直接バスに乗るか、いずれかの方法でアプローチすることになります。いずれのルートも台北のICカード「悠遊カード」が使えます。また、バスに乗る際は、行き先を書いたメモを予め用意し、乗車時に運転手さんに見せると、料金支払いがスムーズですし(金山のような郊外だと先払い)、どこで降りればよいかわからなくても運転手さんにお任せできるので、何かと便利ですよ。
(1) 台北から直通バスに乗る(上図の水色ライン)
※当記事は2010年時点の情報です。台北駅の国光客運バス乗り場は2016年10月下旬に、従来の「西站A棟」から台北駅「東三門」へ移転しました。
台北駅の南東側に隣接するガラス張りの國光客運バスターミナル(西站A棟)から金山行バスが発着しています。台北のターミナルでは窓口で切符購入可。高速道路を経由し、基隆の街をかすめつつ、北部の海岸沿いに走って、金山に到着。バスは金山青年活動中心まで行くので、磺港付近を散策するなら終点まで乗ってもいいかも。1時間に2本前後あるようです。
所要時間:1時間半
料金:120元
運行会社:國光客運
最近改築されて綺麗になった台北西站バスターミナル
(2) MRT淡水線と路線バスを乗り継ぐ(上図の赤ライン+黄ライン)
MRT淡水線で終点の淡水まで乗り、駅前から金山・基隆方面行きの路線バスに乗るという方法。それぞれちゃんとした時刻表はないのですが、MRTは都市部の地下鉄みたいなものですから本数を気にする必要がなく、路線バスも20~30分も待てば乗れるので、本数面では一番使い勝手がよいルートだと思います。バスは北部の海岸線に沿って走るので、車窓はとっても爽快。
所要時間:1時間
料金:MRT料金+バス約100元(悠遊カードで利用したのでよく覚えてません)
運行会社:基隆客運、淡水客運 (共同運行)
(3) 台鉄と路線バスを乗り継ぐ(上図の黒ライン+黄ライン)
台鉄で台北~基隆を移動し、基隆駅で金山・淡水方面行きの路線バスに乗り換えるという方法。基隆のバス乗り場は駅前にあります。バスは20~30分間隔なのですが、台鉄は運転間隔がバラバラなので、ちょっと使いにくいかも。
所要時間:台鉄約50分(列車による)+バス40分
料金:台鉄およそ50~70元(列車による)+60元
運行会社:基隆客運、淡水客運(バスは共同運行)、台湾鉄路管理局
(4)陽明山経由のバスで直行(上図の桃色ライン)
台北~陽明山~金山のルートだけを運行している皇家客運のバスに乗る方法。車窓に映る緑豊かな風光明媚の陽明山、そして金山へ下りてゆくときに見下ろす海岸の景色が綺麗です。本数は1日15往復、1時間に1本ペース(間隔にバラつきあり)と、やや使いにくいか。
なお台北のバス乗り場は、台北駅ではなく、MRT台大医院駅で降りた方が近いです(台大医院駅から公園路を台北駅方面へ向かって100メートル強ほど歩いた道路右側。待合所のようなものはありません)
所要時間:1時間40~50分
料金:約150元(悠遊カードで利用したのでよく覚えてません)
運行会社:皇家客運
ちなみに、帰路の金山でのバス停は会社別で次のように位置しています。
・基隆客運・淡水客運:金包里老街の1本西側を貫く中山路沿い(下の画像)
・國光客運・皇家客運:中心部からちょっと萬里寄り(南側)の中山路沿い
金包里老街はいつも多くの人で賑わっています。庶民的な飲食店も多く、店を冷やかすのも楽しいものです。付近は芋の名産地なので、店頭に芋を山のように積む店もたくさんあります。
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