金山温泉 金泉浴池 (台湾北部・金山) 

台湾

台湾北部は温泉の宝庫。私は行く度に興奮してアドレナリンが分泌しっぱなしです。

台北からバスで1時間半の金山。日本統治時代から温泉郷として有名だったところです。街の中心部から徒歩圏内に沢山の温泉浴場があるので、気軽に温泉を梯子できます。しかもそれぞれが全然異なる泉質であるところがとっても面白いんです。


金山市街の中心部である金包里老街を抜けてちょっと歩いた広場の前に建つのが、今回紹介する「金泉浴池」。民家を一回り大きくしたような外観ですが、大きく「温泉」と書かれた看板がせり出しているので、ここが浴場であることは一目瞭然。  

 
外壁には、日本語で表現すれば「黄金湯温泉 完全源泉掛け流し」「pH7の中性で、体に有益なミネラルが含まれ、無色透明のお湯だが鉄分が空気に触れて微黄色に濁る、このため黄金の湯と称される」という内容の看板が貼ってありました。


また入口脇にが「水源頭」と書かれてお湯が垂れ流されていました。ここがいわゆる泉源なんでしょう。 訪問時、お客さんは誰もいなかったようで、受付のおじさんは暇そうに日向ぼっこしていました。


受付にはわかりやすい料金表が掲示。明朗会計ですね。ここは個室風呂が基本のようです。私は一人旅ですから個人池(「池」は浴槽の意味だと考えてください)を選択。笑顔で迎え入れてくれたおじさんに案内されて、私が割り当てられた浴室へ。

 
うす暗い建物内には個室風呂がずらっと並んでいます。中央の小さなホールみたいなところには雑然と桶などが置かれていましたが、このスペースは何に使うのかしら。  

 
個人池の室内。構造は台湾でよく見られる標準的なもので、浴槽は小さなカラフルの石(タイル)がびっしりと貼られており、洗い場と脱衣所が一緒になっています。床に段差がないから着替える時に足元が濡れちゃうんですよね…。 壁には棚や引っ掛け金具があります。

 
台湾の個人風呂は使うたびにお湯を入れ替えるのが一般的ですので、入室時に浴槽は空。コックを開けてお湯を張り、満たされるのを待ちます。こういう湯使いですから、お湯は循環しようがありませんね。蛇口からドバドバ源泉が出てきます。お湯は約44℃でちょっと熱めですが、水で薄めたくなかったので、源泉のまま入りました。次第に体が熱さに慣れてきていい感じです。

外の看板に書いてあった通り、お湯はうすい黄色を帯びて少し濁っています。金気味+石膏的な甘み、金気の匂いに弱い油臭、重曹泉的なスベスベ感の中に金気や石膏の影響力か引っかかりが混じる浴感。

完全に仕切られた小さな個室なので、入浴に専念するほかないところですが、お湯はなかなか良く、中心部から至近にあるので、とっても便利。湯あがりは目の前の公園でのんびりしましょう。

金山バス停から徒歩10分弱
台北県金山郷新北市金山区温泉路2-2  地図
02-2498-2175

8:00~22:00 休業日不明
個人池(一人用):100元、雙人池(二人用):150元、家族池(大人2子供1):200元 など細かな価格設定あり

私の好み:★★

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