下諏訪温泉 新湯

長野県


下諏訪の市街地に点在する温泉銭湯のひとつ。表通りに面している分かりやすい立地で、駅からも比較的近いので、私は中央線に乗って松本方面から自宅へ戻るに下諏訪で途中下車して、たまにこちらを利用しています。周囲の商店や民家に溶け込んでいる地味でこじんまりとした生活密着型の銭湯ですね。
番台前の券売機で料金を支払い、番台のおばちゃんに券を手渡し、中へと上がります。


脱衣所はごく普通の銭湯のつくり(撮影省略)。
浴室には富士山を描いた壁絵の下に、P字を逆さにしたような浴槽が一つ。洗い場には押しバネ式のカランとコックを捻るシャワーの組み合わせが6組用意されています。カランから出てくるお湯はどうやら源泉使用のようです(あくまで利用した感触に基づく憶測ですが)。


浴槽は5~6人サイズ。獅子の口からお湯が吐き出されており、その獅子は析出で真っ白に染まっていました。お湯は激熱でおなじみの「旦過の湯」から引かれており、無色透明でごく僅かに靄がかかっているように見え、弱い塩味・弱い芒硝味・弱石膏味がそれぞれ均等に舌に伝わり、弱い石膏臭と微かに焦げたゴムのような臭いが漂っています。引湯されているとはいえ「旦過の湯」に匹敵するアツアツのお湯が湯船に張られており、十分に掛け湯して熱さに体を順応させてから湯船に入るわけですが、しっかり体を慣らしたつもりでも、湯船に入ると熱さで肌がピリピリし、気合を入れないと全身浸かることはできないかもしれません。でもその熱さがたまらなく気持ちよく、またお湯自体もスベスベ感を有しているので、湯上りは心身ともにスッキリサッパリするんですよね。

混合泉(旦過第1源湯・旦過第2源湯)
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉 56.0℃ pH8.70 混合比率→旦過第1源湯:旦過第2源湯=60L:380L 溶存物質1157.9mg/kg 成分総計1157.9mg/kg
Na:244.5mg(66.17mval%), Ca:104.1mg(32.33mval%), Cl:193.5mg(32.40mval%), SO4:513.3mg(63.47mval%)
加温加水循環消毒なし

JR中央本線・下諏訪駅より徒歩7分(約600m)
長野県諏訪郡下諏訪町御田町3154-3  地図
0266-26-7332
下諏訪温泉旅館組合ホームページ (←「湯あそび」ページに温泉銭湯の案内あり)

5:30~22:00
220円
有料ロッカー(100円)・ドライヤー有料貸出(10円)あり、石鹸等販売

私の好み:★★

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