(2024年8月訪問)
毎年夏に私は東京の地獄のような猛暑を避けるため、高所の避暑地を目指すようにしています。2024年の夏は奥飛騨や乗鞍方面の温泉宿をハシゴして束の間の安寧を得ていました。
奥飛騨でお世話になったのは新平湯温泉の国道沿いに位置している「万㐂」です。
1階ロビー奥のパブリックエリアには大きな囲炉裏が据え付けられており、ちょっとした談笑スペースになっています。
囲炉裏の傍にはドリンクコーナーが設けられ、冷水やコーヒーなどセルフサービスでいただけます。私は日本酒を全く飲まないので手に取らなかったのですが、画像の中央右手に写っているのは日本酒(地酒)でしょうから、もしかしたらここで日本酒を飲めたのかもしれません。
今回予約したのは畳敷きの和室ながらベッドという和洋折衷のモダンなお部屋。
ホテルや旅館で難儀するのが枕とコンセントの距離感ですが、こちらのお宿は最近改修されたのか、枕元に電源が設けられており、しかもUSB(A)給電も併設。もちろんwifiも飛んでいます。こうした現代のニーズに合わせた設備は有難いですね。
さて上画像は私が泊まった晩に提供された夕食のお品書きです。ご当地の食材を活かした料理は全てがとっても美味しく、ちょうどお腹がペコペコだったこともあって、料理の写真を撮るのを忘れて、ただひたすら食べては「美味い」と唸り続けていました。このため当記事ではお料理の画像があまりございません。全て胃袋の中へ消えちゃいました。ごめんなさい。
炭火で焼かれるアユと五平餅。アツアツの状態で提供されます。
しゃぶしゃぶ用の飛騨牛と飛騨豚です。飛騨牛はさしの入り方が芸術的で、口に含むとふわっと溶けてゆくような感じです。飛騨豚は口に入れて噛み締めた時に広がる旨味がすごい。こんな美味しいお肉をいただける私って、なんて幸せなんだろう…。
この「焼きトマトのまるごとサラダ」も美味かったなぁ。トマトがとっても甘いんです。
こちらは朝食。日本旅館のお食事って栄養のバランスが良く、そして目に鮮やかですね。
左は飛騨名物の朴葉味噌。右も同じく飛騨名物のあげづけ。あげづけは味付けされた油揚げで、そのまま食べても良いのですが、網の上で炙っていただくと風味と触感が香ばしくなってより一層美味しくなります。食事を通じてご当地の文化に触れることができるのも、温泉旅館の大きな魅力です。
次回記事からお風呂を取り上げます。
次回に続く。
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