健康温泉ポパイ

青森県


国道7号のバイパスと旧常盤村の中心部を通る旧道が合流する辺りに位置する温泉。浪岡若葉保育園に隣接しています。
洋館を模したような形状で、けばけばしいピンク色の屋根が目立つキッチュな建物や「ポパイ」というネーミングセンスが怪しさを醸し出していますが、温泉自体は至って健全、ごく普通の公衆浴場です。


青森県の公衆浴場らしく、草臥れているものの内部は広々。受付では駄菓子やおつまみ類が沢山売られていました。脱衣所のスピーカーから演歌が流れているのも青森県らしいところ。窓からは傍を走る奥羽本線の列車の姿が見えます。
浴室も広く、ズラっと並んだカランに平行して歩行湯が据えられ、その奥にメイン浴槽・小浴槽・水風呂が並び、メイン浴槽と水風呂の間の通路を抜けると2本の打たせ湯、そして屋外へ出ると露天風呂、というようにバラエティに富んでいます。また洗い場の横にはデッチェアーが置かれたスペースもあり、のぼせて横になりたい時でも床へ直にゴロンとせずに済みます。なお露天風呂は周囲を塀で囲まれていますので、景色は楽しめません。
 

浪岡駅前温泉よりは薄いものの、各浴槽にはコーラのような色をした琥珀色透明のお湯がたっぷり注がれ、特にメイン浴槽からは洗い場に向かってものすごい量がオーバーフローしていました。弱いモール臭と甘い重曹味が感じられます。湯中では白っぽいのに手に掬うと薄茶色に見える綿くずのような湯の花が浮遊しています。露天風呂では湯口に固形物を漉し取るネットが被せられていましたが、外気温で冷やされると湯の花が増えちゃうんでしょうか。重曹のおかげでヌルヌルスベスベ、気持ちよい浴感。何度も肌をさすりたくなっちゃいます。

外観の怪しさとは裏腹に、なかなか良好なお湯が楽しめる施設です。ところで、ポパイという名前の由来は何なんでしょう?

下十川温泉
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉  53.3℃ pH8.8 500L/min(動力揚湯) 蒸発残留0.829g/kg

青森県青森市浪岡大字下十川字扇田189-1  地図
0172-62-7515
ホームページ
6:30~23:00
350円
100円リターン式ロッカーあり、ドライヤーあり、石鹸等は販売

私の好み:★★

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