礁渓温泉 金格温泉旅館

台湾

(2025年5月訪問)
今回記事から台湾の温泉を連続して取り上げます。2025年5月の連休に台湾へ出かけた際、利用したLCCの都合で台北到着が遅い時間になってしまったのですが、翌朝は台湾東部でレンタカーを借りる予定だったので、できるだけ到着した晩のうちに東へ移動し、あわよくば温泉旅館に宿泊したいと考え、桃園空港から台北へ移動するMRTに乗車中、スマホの宿泊予約アプリから予約したのが今回取り上げる礁渓温泉「金格温泉旅館」です。どうせ一晩寝るだけなんだからアコモデーションは必要最低限で良い、でもある程度綺麗であってほしい、且つ温泉もかけ流しかそれに準ずる状態で入りたい、という私のワガママな希望にマッチするお宿でした。以下、ご説明して参ります。

チェックアウトした翌朝に撮ったお宿の外観です。当地のメインストリートである省道9号線に面しているばかりか、温泉街の中心部に位置しており、しかも台湾鉄道礁渓駅から300メートルほどしか離れていません(なおバスターミナルからは徒歩10分弱)。周囲には飲食店も多く、1軒挟んだ隣にはセブンイレブンがありますので、いろんな意味で極めて便利な立地です。

こちらの宿は老夫婦が営んでおり、ご覧の通り小規模ですから客室もそれほど多くありませんが、それゆえに各室やお客さんにちゃんと目が行き届いている印象を受けます。私は当地へ23:30に着いたのですが、そんな遅い時間にもかかわらず、宿のおばあちゃんが笑顔で温かく迎え入れてくださいました。

今回私が通されたのは301号室です。客室は2階と3階にそれぞれ3~4室程度しかなく、エレベーターもありません。しかも素泊まりのみですが、近年宿泊相場が高騰している礁渓温泉にあって、1泊1400元で泊れるのですから、かなりリーズナブルと言えるでしょう。素泊まりとはいえ、上述のようにセブンイレブンが至近にあるほか、界隈には飲食店も多いため、朝晩とも食事には困りません。

建物はやや古いものの、綺麗に維持管理されており、備品類もひと通り揃っているので、快適に過ごすことができました。

こちらは浴室です。各客室のお風呂には温泉が引かれており、利用の都度お湯を張ることになります。こちらの浴室は、バスタブと洗面台、そしてトイレが一室にまとめられている台湾の温泉宿ではおなじみのレイアウトなので、浴槽に浸かっている時に否応なく便器が視界に入ってきてしまうのですが、こればかりは文化の違いですからご愛嬌ということで目を瞑りましょう。

それでは早速湯船にお湯を張ってみましょう。コックから出るお湯は適温よりちょっとだけ熱いのですが、湯船にお湯を張るとちょうど良い塩梅まで冷めるため、100%温泉のままで良い湯加減になります。加水する必要はありません。

バスタブがそこそこ大きく、しっかり溜めるには時間がかかるので、私はお湯を張りながら湯船に浸かることにしました。お湯は礁渓温泉らしくほんのり山吹色を帯び、塩化土類系の重曹泉によくある香ばしい風味が感じられました。また湯船に浸かるとちょっとトロミがあって、少々引っかかるような浴感が得られました。肌にしっとりと馴染む良いお湯です。

なお、室内の貼り紙によると、夜23時から朝8時までは温泉の加圧ポンプが止まるため、コックから出るお湯の量が減るとのことですが、実際に私が宿泊した際には、あまり気になりませんでした。もしかしたら複数のお部屋で同時にお湯を出すと、影響があるのかもしれません。

台湾の温泉旅館に共通している点として、安くて古くて小さい宿はお湯が良い傾向にあるのですが、この法則はここでも通用しました。礁渓温泉は近年大規模ホテルの開発が相次いでおり、それぞれが温泉井戸を掘って、限られた温泉資源を奪い合うように汲み上げているため、源泉の枯渇や湯温低下がたびたび問題になっていますが、こちらは古い宿ですから、おそらく源泉の水利権的なものを優先的に持っているのかもしれませんね。
そんな邪推はともかく、リーズナブルで良いお湯に浸かれる便利なお宿でした。日帰り入浴も可能のようですよ。おすすめ。

碳酸氫鹽泉(重炭酸泉) 38.8℃~52.1℃ pH7.4~7.5 溶存物質517~586mg/L
HCO3-:464~533mg/L

宜蘭県礁渓郷礁渓路五段148号
03-9874328

日帰り入浴400元

私の好み:★★★

 

 

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