森田温泉 (再訪)

青森県

 
約1年半ぶりに森田温泉を再訪してきました。3年前に拙ブログで取り上げた際の記事では、混雑のため内部の画像が掲載できませんでしたが、今回はお風呂を独占できましたので、浴室の様子もようやく載せることができます。表に立っている「薬湯」の看板は以前のままですが、いつのまにやら建物の外壁は萌黄色に塗りかえられていました。私の前回記事で確かめますと、その当時は茶系の塗装でしたから、最近塗装しなおしたんでしょうね。現在の色の方が明るくて良いと思います。それにしても、何度もここの前を車で通っているのに、塗り替えられたことには全く気づきませんでした。私ってなんて鈍感なんでしょう…。余談ですが、冬の地吹雪が酷い時は、吹きっ晒しの国道101号バイパスではなく、民家が立ち並ぶこっちの旧道を走った方が、家々が防風柵の役割を果たしてくれるので、私のような雪道に慣れていないヤワな関東人にとっては走りやすいんです。だから森田温泉が面している旧道はよく使っているんですよ。

 
玄関で「ごめんください」と声を掛けると、キッチンの方から明るい奥さんが出てきて元気よく対応してくれました。入浴する前から既に気分は爽快です。やっぱり挨拶って大切ですね。なお「入館料500円」と貼り出されていますが、これは休憩を含めた料金であって、入浴のみでしたら300円でOKです。3年前の記事では240円でしたから、いつの間にか若干値上げされていたみたい…。いつも言われるままに支払っていたので、この記事を書いていてその事実にようやく気付きました。

 
温泉というより民家というべきほのぼのとした佇まいの館内。廊下にはぬいぐるみなどがたくさん飾られており、とってもファンシーです。壁には地元小学生による手書きの温泉レポートが貼りだされているのですが、「温泉は、41度ですごいと思いました」という何が凄いのかよくわからない、いかにも小学生らしいフワフワとした文章とともに、「平成47年1月17日からはじめていてすごいと思いました」とかなり未来を先取りした記述があって驚かされました。ま、今の小学生にとって昭和は完全に過去のものですもんね。でもこの文により、私は森田温泉が昭和47年創業のそれほど古くない温泉であることを初めて知りました。もっと古いのかとばかり思い込んでいたのですが、今年でちょうど40歳なんですね。男だったらもうすぐ厄年ですから、身辺いろいろ気を付けないと…。


至ってシンプルな脱衣室。棚の他には、床に塗ったワックスを乾燥させているような業務用送風機(扇風機)が1台あるだけです。レイアウトの関係上、男湯の脱衣所の窓を開けていると、玄関から中がよく見えます。


昔のまんまの姿を保っている昭和風情たっぷりの浴室。床に埋め込まれている昭和40年代に流行った化粧石のタイルがいい味出してます。浴槽もタイル貼りで3人サイズ、その縁は蒲鉾のように真ん中が盛り上がっている形状です。浴槽の右側には何もないフラットなスペースがあり、トドになるにはもってこいです。

 
洗い場には源泉が出てくる蛇口が3つあるのみ。お湯配管には空気が混入しており、栓を開けるとお湯と一緒にゴボゴボと音を立てながら空気も出てきます。

 
岩の湯口から塩ビのパイプが立ち上がり、浴槽に向かって伸びて湯面下でボコボコと泡とともに源泉が投入されています。湧出量は毎分80Lなんだそうですが、洗い場の蛇口を3つに抑え、浴槽サイズもあまり大きくしていないなど、湧出量に見合ったお湯の使い方をしているために、浴槽のお湯は常時新鮮であり、湯船に溜められたお湯は蒲鉾型の浴槽縁を乗り越えて、洗い場へ向かってサーサーとしっかりオーバーフローしてゆきます。

お湯の見た目はごく薄い黄色(褐色?)で微かに霞んでおり、口に含んでみると美味しい出汁味+清涼ほろ苦な重曹味+新鮮金気味+炭酸味、そして金気臭+臭素臭が感じられます。そして多くの温泉ファンを虜にするのが肌への泡付きの多さと、ツルスベ浴感、そしてさっぱり爽快な湯上りの気持ち良さでしょう。
ここのお湯はいつ利用しても状態が良いんですよね。たとえ施設が古くても、備品類が無くても、お湯の良さは西津軽地方ではピカイチ。何度入っても飽きません。森田温泉さん、いつまでも我々を楽しませてください。

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 42.5℃ pH6.6 80L/min(掘削動力揚湯) 溶存物質4.668g/kg 成分総計4.886g/kg
Na+:1454mg(91.22mval%),
Cl-:1362mg(60.96mval%), HCO3-:1494mg(38.84mval%),
H2SiO3:184.3mg, 遊離CO2:218.2mg,

JR五能線・陸奥森田駅より徒歩5分(260m)
青森県つがる市森田町森田月見野110-2
0173-26-2211

12:00~21:30
300円
備品類なし

私の好み:★★★

コメント

  1. 香菜子 より:

    素敵な森田温泉
    森田温泉、なんだか懐かしくなるような素敵な温泉ですね。上から目線で傲慢高飛車な言い方かもしれないけど、青森のこんな田舎に森田温泉のような素敵な温泉があるとは知りませんでした。近くを通る時には必ず寄りたいです、森田温泉 香菜子

  2. K-I より:

    Unknown
    香菜子さん、こんばんは。
    青森県は温泉の数が多いだけに留まらず、昭和から時が止まっているかのような施設が多い点も魅力の一つであり、そうした温泉が今でも地元から愛されていることは本当に素晴らしいことだと思います。香菜子さんがおっしゃるような田舎だからこそ、このスタイルが保たれているのかもしれませんね(都市部でしたらすぐに綺麗にされちゃいますもんね)。もしお近くへ行かれることがありましたら、ぜひお立ち寄りになって、お湯の良さと懐かしい雰囲気を味わってみてください。

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