韓国 釜谷温泉 ホテルレインボー

韓国


(2023年11月訪問)
田舎の山の中に鉄筋コンクリ造りのホテルが建ち並ぶ韓国の釜谷(プゴク)温泉。
訪韓初日にこの釜谷温泉を訪ねた私は、可能な限りトラブルを排除してストレス無く旅を勧めたかったので、事前に宿泊予約サイトでホテルを手配しておきました。今回選んだのは温泉街のほぼ中央に位置する「ホテルレインボー」です。選択に際して特にこれと言った決め手はありませんが、予算や設備などひと通りの内容が無難であるように思われたので、こちらを予約しました。と申しますか、海外宿泊予約サイトの説明は抽象的すぎたり誇張表現だったりして、正確な情報を得られない場合が多く、説明を信じていざそのホテルへ行ってみると期待を裏切られることが往々にしてありますから、私が海外のホテルを予約するときには、複数の予約サイトやGoogle mapのクチコミなどを参考にしながら自分の中の期待値を低めに設定しつつ、できるだけ無難と想定されるホテルを選ぶようにしています。
さて今回利用するこちらのホテルでは快適に過ごすことができるのでしょうか。期待と不安が入り混じる心境でフロントへ向かい、スタッフのおばちゃんにチェックインしたい旨を申し出ますと、そのおばちゃんは日本語で対応してくださり、その瞬間に私が抱いていた不安感がすっと消えていきました。異国の地で自分の母国語が通じると嬉しいものですね。


さて今回の客室は611号室。一人で利用するにはかなり広いお部屋で、室内にはひと通りの設備やアメニティが揃っており、ベッドも大きくゆとりがあって快適です。


客室の窓からは温泉街が一望できます。一望と言ったって、田舎のホテル街みたいな街並みに過ぎませんので、眺めて楽しめるようなものではありませんが…。


こちらは洗面台やシャワーなどの水回りの様子。あれ、海外のホテルだからこの部屋にはバスタブが無いのか、と思ったら大間違い。


洗面台やシャワーと別の位置になりますが、室内にはこのような大きい浴槽が設けられているのです。
これには驚きました。


ちなみに大きな浴槽の脇にもシャワーが設置されていますので、このシャワーで体を洗うことも可能です。


さっそくコックを全開にして浴槽にお湯を張ってみましょう。温泉のコックからは非常に熱いお湯が出てきます。釜谷温泉の源泉温度は78℃だそうですが、まさかその温度のまま末端まで供給されているのかしら。


容量が大きいので、張り終わるまでかなり時間がかかります。壁に貼ってある説明では5~10分でいっぱいになるような説明が書かれているのですが、実際にはその数倍の時間を要しました。とはいえ、お湯を出しっ放しで出かけるわけにもいかず、しかもお湯だけ出すと湯加減が熱くなりすぎますので、適宜水嵩や温度を確認しながらお湯が溜まるのを待ったのでした。でも自分の客室にあるお風呂ですからひたすらお風呂を独り占めできるのは嬉しいですよね。

さて温泉マニアとしてはこのお湯が本物の温泉なのか、あるいは水道や井戸水の沸かし湯なのかが気になるところ。無色透明無味無臭で掴み所が無い没個性のお湯なのですが、壁の説明には「温泉水」と書かれているので、きっと温泉なのでしょう。私は温泉だと信じて湯船に入りました。なおシャワーから出てくるお湯も湯船のお湯と同じような感覚でしたので、こちらも温泉のお湯だと思われます。


お部屋のお風呂の他、館内の2階に男湯、地下に女湯の大浴場もあるらしいので、22時頃に2階へ行ってみたのですが、なんと浴槽のお湯は全て抜かれており空っぽの状態でした。もうこの日の営業を終了してしまったのかしら。チェックインの時にフロントにいた日本語が話せるおばちゃんを探したのですが見つからず、結局ホテル滞在中にこの大浴場を利用することはできませんでした。残念です。


なお大浴場の浴槽へお湯を供給する配管のバルブには、カルシウムと思しき析出が付着しており、開けてみるとめちゃくちゃ熱いお湯が出てきました。あぁ、このお風呂にも入ってみたかったなぁ。

なお、次々回の記事でも触れますが、翌朝は早い時間のバスに乗りたかったため、ホテルで朝食はいただきませんでした。
従いましてホテルの食事についてはわかりません。

泉質名など不明

慶尚南道昌寧郡釜谷面温泉中央路33
agodaなどで予約可能

私の好み:★★+0.5
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