小豆温泉 窓明の湯(移転後)

福島県

(2025年7月訪問)
2025年7月の某日、避暑を兼ねて福島県会津地方の田代山と帝釈山を登り、田代山湿原の美しさと帝釈山頂から眺める景色に圧倒され、大満足のトレッキングを楽しむことができました。

さてその下山後に、登山の汗を流すべく立ち寄ったのが「小豆温泉 窓明の湯」です。こちらの施設は以前にも拙ブログで取り上げていますが(当時の記事はこちら)、以前と現在とでは全く異なる場所及び建物で営業しており、以前は国道を覆うスノーシェッドの途中から脇道へ逸れて坂道を上がった先にあったのですが、2021年3月に国道沿いの分かりやすい場所へ移転して再オープンしています。移設後の現施設は未訪問だったため、今回利用してみることにしました。
以前の施設は合掌造りを彷彿とさせる大きな屋根が印象的な建物で、館内も広々としていましたが、移転後の現施設は屋根の傾斜が緩やかになり、大きさ自体もかなりコンパクトになりました。

玄関から中に入り、受付のおばちゃんに直接料金を支払います。木材を多用している館内からは木のぬくもりが伝わり優しい印象を受けます。受付から奥へ進むと左側には座敷が設けられ、右側には男女別浴場の暖簾が掛かっています。エアコンの効いた座敷ではお風呂上がりに休めるほか、スパゲッティ程度の軽食ならば食べられるみたいですよ。

以前の施設では露天風呂をはじめとして様々な種類の浴槽が設けられていましたが、現施設では内湯のみで浴槽も大小のタイル張りがそれぞれ1つずつと、かなりダウンサイジングされました。なお内湯から屋外に出られるようなドアはあるものの、私の訪問時は施錠されていたため開けられませんでした。施設名の窓明(マドアケ)とはこの近隣に聳える山の名前ですが、そんな名前とは裏腹に浴室の窓はあけられないんですね。なお洗い場にはシャワー付き水栓が5個並んでおり、ボディーソープやシャンプー類もちゃんと備え付けられています。

窓の下に設けられた浴槽は大小の2つに分かれており、大きな浴槽のサイズは目測で2~4m、小さな方は1.2m×2mといったところでしょうか。大きな主浴槽には無色透明で適温より若干熱めのお湯が張られていました。

一方、小さな浴槽には湧出温度60度以上の源泉が加水されず激熱の状態でそのまま注がれており、湯船も普通の人だったら入れないような異様な熱さとなっていました。私の体感で46℃はあったのではないでしょうか。私以外のお客さんはこの小浴槽に足を入れるや否や悲鳴を上げて退散していました。私も入ってみましたが、浴槽内では泡風呂装置が稼働しており、この水流が熱さを余計煽ってしまうため、全身が忽ち真っ赤になり、10秒も浸かっていられませんでした。

この激熱の小浴槽は加水禁止で、その代わり湯揉みならOKとのこと。湯口から小浴槽に注がれた激熱のお湯は、大小両浴槽の仕切り下部にあいた2つの穴から大きな浴槽へ流れ、そして大きな浴槽上部から窓側の溝へオーバーフローしています。加水せずにかけ流しを実現するため、小浴槽でお湯を冷まして大きな主浴槽へ流しているのでしょうから、小浴槽は入浴するためと言うより、熱い源泉を冷ますために槽であり、入れる人は入って良いよ、といった程度の位置づけなのかもしれませんね。

さてこちらのお湯は無色透明でほぼ無味無臭の単純泉です。分析表によれば炭酸イオンが15.0mgも含まれているにもかかわらず、滑らかなツルスベ浴感があまり得られず、その他の特徴的な浴感もあまり無いので、いまひとつ掴みどころに欠けるのですが、むしろこうしたお湯の方が万人受けして使い勝手も良いので、多くの利用者から愛され続けるのかもしれません。私もちょっと熱いお湯に浸かることで、身も心もシャキッと引き締まり、気持ち良く登山の汗を流すことができました。

小豆温泉3号湯
単純温泉 62.1℃ pH8.2 300L/min(掘削動力揚湯) 溶存物質0.4982g/kg 成分総計0.4982g/kg
Na+:142.5mg(85.07mval%), Ca++:16.8mg,
Cl-:186.1mg(79.72mval%), HCO3-:36.7mg, CO3–:15.0mg,
H2SiO3:66.6mg,
(令和元年9月12日)

福島県南会津町大桃字駒ヶ嶽山10‐1
0241-76-3131
ホームページ

11:00~19:00(18:30受付終了) 木曜定休
700円
ロッカー(100円有料)・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★+0.5

 

 

 

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